第34回 女子栄養大学 栄養科学研究所 講演会

災害時の食と健康~食べる力、生きる力、もしものときの知恵を学ぶ~
日  時:2025年10月25日(土)13:00-17:00(開場12:30)
会  場:女子栄養大学駒込キャンパス3号館5F小講堂
参  加  費:無料(防災食のおみやげつき)
定  員:先着150名
申込期間:9月1日~10月15日 定員に達したためお申込み受付は終了しました
申込方法:本ページ下部の「お申込み」ボタンからお申込みください
協  力:大塚製薬株式会社、尾西食品株式会社、カゴメ株式会社
後  援:豊島区

講演内容

・「新しい災害栄養学」 
 香川靖雄先生 女子栄養大学 副学長・教授 栄養科学研究所 所長
新しい災害栄養は完全食と量子コンピューターの導入によって、大災害の多様な局面を処理でき、従来の災害で想定外の放射能、毒物、感染にも対応できる。完全食には栄養充足性、長期保存性、簡便性、軽量性、計画性、廉価性、嗜好性の特色があり、ライフラインの喪失でも調理無しに従来の水→熱量→蛋白質→微量栄養素の順でなく初期から栄養が充足できる。量子コンピューターの最適避難計画が実行できる。

・「災害時に命と健康を守るために:看護の視点から考えるリスク・備え・行動」
 増野園惠先生 兵庫県立大学 地域ケア開発研究所 教授
災害時には建物の被害だけでなく、電気や水道などのライフラインが止まることにより、人々の生活は大きく影響を受けます。その結果、脱水や低栄養、感染症、慢性疾患悪化、フレイルの進行など多様な健康リスクが生じます。本講演では、看護の視点から被災地での実例を交えつつ、食と健康に関わるリスク、事前の備え、そして発災後に求められる具体的な行動について紹介します。栄養支援と健康支援の連携の重要性を共有し、私たち一人ひとりが今日からできる備えと行動を考えます。


・「災害時の栄養・食生活支援の現状と課題」~いざという時に必要な備え~
 久保彰子先生 女子栄養大学 栄養学部 教授
地震や豪雨水害など全国で頻発する自然災害、いざという時のためにみなさんはどのような備えをしていらっしゃいますか?東日本大震災や熊本地震など、これまでの災害で多くの被災者の方がどのような食事をとり、どのような栄養問題が起こっていたのか、災害現場での現状と課題を紹介します。首都直下型地震や南海トラフ地震といった大規模災害が起こる確率が高まっている今こそ、災害時の栄養や災害関連死を防ぐための食の備えについて一緒に考えませんか。


会場へのアクセス:
JR山手線・東京メトロ南北線駒込駅より徒歩3分

クリックすると拡大されます

お問い合わせ:
女子栄養大学栄養科学研究所講演会事務局
ions_seminar☆eiyo.ac.jp (☆を@に置き換えてください。)

クリックすると拡大されます