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栄養科学研究所の概要

栄養科学研究所の概要

栄養科学研究所は平成2年(1990年)10月1日に香川栄養学園に開設された研究機関です。これは前年の平成元年(1989年)に女子栄養大学に大学院博士後期課程が発足し、研究体制の高度化への対応が求められたことに加え、21世紀の健康なライフスタイルを研究することによって国民の健康な生活を維持・促進し、社会のより多くの方の健康づくりに活かして頂くことを目的としています。

香川栄養学園における研究の歴史は古く、現在の栄養科学研究所の前身である香川研究所は昭和12年(1937年)に現在の東京都文京区本駒込に創立されました。本学園創立者の香川昇三と綾は学園の創立に先立って東京大学医学部第一内科の島薗順次郎教授の指導のもと栄養学の研究を行っており、本研究所は栄養学の教育そして発展には研究が重要であるという本学園の理念を体現しています。

栄養科学研究所は「健康科学部門」、「実践栄養学部門」、「生活文化・社会科学部門」の3部門に加え、昭和43年(1968年)から大学内に開設されている栄養クリニックを駒込キャンパスに併設し、それぞれの視点から研究活動、教育、指導にあたっています。そして平成26年(2014年)9月からは新たに「スポーツ栄養学部門」が開設され、より運動・スポーツと食・栄養との関連について研究を行う体制整備を行っています。 またこれらの活動に加え、企業や病院・医療関連施設からの委託に応じた研究や講習も推進しており、食品の成分分析も成分分析センターで行っています。さらに講演会や講習会、研究所年報の発行等を通じて、栄養学に関する新しい知見の社会への発信や普及活動にも力を注いでいます。