活動・業績報告

マレーシアで開催されたISAK認定コースにおいて香川副所長が講師を務めました

2025年8月5-7日に、本学と包括的学術提携を結んでいるUniversiti Kebangsaan Malaysia (UKM:マレーシア国立大学、マレーシア・クアラルンプール)でThe International Society for the Advancement of Kinanthropometry (ISAK:国際キンアンソロポメトリー推進学会)認定国際身体計測技師の認定コースが開催され、香川雅春副所長・教授が講師として招聘されました。

ISAKの認定にはレベル1からレベル4まであり、マレーシアではレベル1の認定とレベル3の再認定コースが開催されました。香川副所長がマレーシアでISAKコースを開催するのは2009年以降5回目となりました。今回は合計で15名が受講し、レベル1の認定コースにはマレーシア各地からだけではなく、隣国のインドネシアとシンガポールからも受講者がいました。現在マレーシアには50名前後の身体計測技師がいるとのことで、地理的にもマレーシアが東南アジアにおけるハブ的な役割を担っていることを実感できる機会となりました。また、マレーシアはイスラム教を国教とする国のため、直接手で触れないための手袋や男女別々の練習部屋、そして日中の祈りの時間を確保するなど宗教的な配慮が随所にされました。これら細かな配慮を含め、円滑にコースが開催されるための準備は学内のスタッフ17名によって構成されたワーキンググループによって万全に準備がされており、とても素晴らしいものでした。

受講生の熱心な取り組みによって、無事最終日の実技試験は受験した14名全員が合格しました。受講生はこの後最終的な認定を受けるために提出課題に取り組むことになりますが、ぜひ全員が無事に課題を終えてくれたらと思います。日本では年2,3回の頻度でISAK認定コースを開催していますが、日本でも正確かつ適切な身体計測を実施できる方が今後さらに増えてくれることを願っています。

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