2019年
本学大学院栄養学専攻博士後期課程に在籍している山中沙紀さんが、8月4日から7日の日程で開催された第13回アジア栄養学会(13th Asian Congress of Nutrition: ACN、インドネシア・バリ)で研究発表を行い、Young Scientist Award of Best Oral Presentation from ILSI South East Asia (ILSI South East Asiaによる若手研究者賞【最優秀口頭発表】)を受賞されました。
受賞対象となった研究「Body Fat and BMI Percentile Curves for Japanese Adolescents」では、山中さんが所属されている研究室が私立の中高一貫校で学校健康診断と併せて17年間継続して実施している体組成測定や骨密度測定のデータから、BMIと体脂肪率のパーセンタイル曲線を作成して報告されました。国内では中学生から高校生の思春期の子どもの体脂肪率の変化をパーセンタイル値で継続的にみている研究が少ないため、山中さんは今後身体発育の評価に身長・体重と合わせて本研究で作成したパーセンタイル曲線が活用できないか検討していきたいと考えているとのことです。今後の山中さんの活躍が期待されます。
2018年
本研究所に在籍している大学院保健学専攻2年生の大埜礼華さんが5月25日から二日間にわたって韓国・釜山で開催されたKorean Society for Exercise Nutrition第39回春季学術大会に参加されました。
大埜さんは「Physical characteristics and dietary intakes of Japanese high school track and field athletes」という演題でポスター発表を行い、優秀発表賞(ポスター部門)を受賞されました。
大埜さんはこの研究で陸上競技部に所属する高校生アスリートに対して身体計測と食事調査を行い、女子では身体特性と栄養素摂取に相関は見られなかったのに対し、男子では炭水化物摂取量と除脂肪量や除脂肪指数との間に強い相関関係を確認されました。今後この研究の更なる発展が望まれます。




