ISAKとは?
ISAK(The International Society for the Advancement of Kinanthropometry)は、身体計測を活用した研究を促進するため、身体計測を適切に行うための基準の策定と人材の育成、そして国際的なネットワーク構築を推進することを目的とした国際的な学術団体です。日本語では「国際キンアンソロポメトリー推進学会」と訳されています。
ISAKはUNESCOやIOC、WHOと連携しているICSSPE(International Council of Sports Science and Physical Education:国際スポーツ科学・体育競技会)の会員団体です。
ISAKウェブサイト(ISAK Global):https://isak.global/Home/Index
ISAK認定国際身体計測技師(Anthropometrist)とは?
国際的に認められる正確性と再現性で身体計測(身長、体重、皮下脂肪厚、周径、長径、高径、幅径)が行え、また計測したデータを活用するだけの知識を有するとISAKから4年間有効の認定を受けた者を指します。身体計測技師には4段階のレベルがあり、最高位であるレベル4は世界中に16名しか存在していません。現在、日本には指導を行えるレベル4が1名※、レベル3が2名存在します。※当研究所の香川雅春副所長がレベル4を取得しています。
身体計測の技術はどのような人に必要か?
人々の健康や発育発達、運動機能やパフォーマンスなどを理解・評価する立場にある方にとって身体計測の技術は有用です。これまでに栄養士・管理栄養士、柔道整復師、理学療法士、アスレティックトレーナー、バイオメカニスト、養護教諭などの資格を有する方や勉強している学生、これらの職種の養成教育機関に勤める教員が身体計測技師として認定を受けられています。また、認定を受けられている方の中には、ラグビーや野球、サッカーなどプロや実業団レベル、またオリンピック・パラリンピックの出場選手や強化選手に対してサポートをされている方も大勢います。
身体計測技師になるためには?
身体計測技師としての認定を受けるためには、ISAKが定めたカリキュラムによるコースを受講後、実技試験と提出課題を期日までに終える必要があります。認定コースは世界中で月に50回以上開催されていますが、日本では認定コースおよび再認定コースが年に2回から3回ずつ開催されています。