女子栄養大学の客員教授であるColin W. Binns教授が、これまでの長年にわたる医学研究、高等教育、そして公衆衛生政策と人体栄養学への卓越した功績により、オーストラリア勲章(Officer [AO] in the General Division of the Order of Australia)を受勲されました。

Binns教授は西豪州・パースにあるカーティン大学の公衆衛生学部の学部長を1979年から2001年務められ、国際的な研究の実施や世界中からの学生に対する教育指導を行われています。そして同時に国や州レベルにおける数多くの栄養政策の検討委員会の委員長や委員として活動をされ、オーストラリアの食生活指針などの策定にも関わられました。また、Nutrition Society of Australia (NSA)やAsia Pacific Academic Consortium for Public Health (APACPH)などの学術組織においても重要な役職を歴任するなど、オーストラリアのみならず国際的な公衆衛生学および栄養学の第一人者として多くの功績があります。

Binns教授は20年以上にわたり本学の客員教授をお引き受けくださっており、今日まで続いているカーティン大学との包括的学術連携の橋渡しをしていただいた先生でもあります。そして客員教授として来日の度に本学を訪問してくださり、学部生や大学院生に対して特別講義や講演をしていただくなど、本学の学生に対する教育にもお力添えをいただいています。

Binns教授には、この度の受勲に対して心からお祝いをお伝えするとともに、今後の益々のご活躍をお祈りしています。

※オーストラリア勲章:1975年2月14日にエリザベス2世女王によって創設された、功績のあるオーストラリア人に対して授与される勲章です。Companion (AC)、Officer (AO)、Member (AM)など複数の区分が存在します。