「ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)とボディイメージの関連」 ウェブ上説明文

このたびは「ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)とボディイメージの関連」についてご説明させていただく機会をいただき、どうもありがとうございます。本調査から若年女性のやせ問題の背景にあるボディイメージの歪みにSNSがどれほど関連しているのか調査し、若年女性の健康問題のリスク軽減につながればと考えています。下記の研究概要をご確認のうえ、ご協力いただけるようどうぞよろしくお願いいたします。

 

1. この研究の目的と意義

 

ボディイメージとは人が身体に対して持つ心象のことで、近年若年女性のボディイメージの歪みが痩身志向につながると問題視されています。20歳代のやせの割合が高く、痩身志向による過度なダイエットは、健康問題を引き起こす原因になります。

 

ボディイメージを歪ませる原因として、様々な要因が影響しており、その中の1つにメディアの利用があげられています。これまで、ボディイメージの歪みとメディアの影響について理解がされている一方で、新しいメディアであるSNSの影響については十分理解がされていません。

 

そこで、本研究では、19歳から29歳の女性を対象にSNSの利用頻度、投稿・閲覧内容、ボディイメージの歪みに関するアンケートを行い、SNSとボディイメージの歪みがどれほど関連しているかについて検証することを目的とします。本研究でSNSとボディイメージとの関連性を調べることは、当該集団におけるボディイメージの歪みや痩身願望を抱く若年女性の増加に対するSNSの影響を示す可能性があります。本研究から健康問題を引き起こす要因であるボディイメージの歪みが起る要因が特定できれば、やせの減少につながる対策の立案を通じて若年女性の健康の維持・向上に寄与できる可能性があります。

 

2. この研究の方法

 

本調査ではMicrosoftのformsを使用したアンケート調査を行います。

 

3. 対象となる方について

 

19歳から29歳の女子大学生で現在治療中の精神疾患(うつ病、摂食障害、双極性障害など)をお持ちでない方のうち、ご本人からの同意をいただけた方。

 

4. この研究の予想される効果と起こるかもしれない副作用及び不利益について

 

回答時間の拘束と通信費がかかる可能性があります。しかし、肉体的精神的な不利益はありません。

 

5. 研究への参加とその撤回について

 

本研究への参加は任意であり、本資料をご確認いただいて内容を理解いただいたうえで、アンケートの同意するにチェックをいただけた方のみ、研究へご参加いただきます。本調査にご参加いただけなかった場合でも、不利益は生じません。また、調査にご参加いただくことに同意をいただいた後、研究への参加を撤回することもできます。回答を破棄することはできませんが、回答したくない項目については無回答でもかまいません。

 

6. 研究を中止する場合について

 

本調査では、同意をいただけた方全員が参加の意思を撤回された場合中止いたします。

 

7. 研究に関する情報公開の方法

 

本研究から得られた結果は学内の卒業研究発表会及び卒業論文の形で発表させていただきます。加えて学術誌・研究所のホームページに発表する可能性があります。しかし、これらの発表の際には集団から得られた結果として報告し、アンケートは無記名で実施するため個人が特定されることはありません。

 

8. 研究により得られた結果等の取扱い

 

本研究はヘルシンキ宣言(2013年フォルタレザ修正)、「人を対象とする生命医学・医学系研究に関する倫理指針(2023年一部改正)」、そして研究機関が研究に定める規約を遵守して実施します。研究にご協力いただく皆さんに対しては、アンケートは無記名式で行い、パスワードの必要なPC内でデータを取り扱います。データは最期に論文として発表された後10年間保管し、その後データの削除により廃棄を行います。

 

9. この研究に関する情報の提供について

 

本研究では、他機関への情報提供は行いません。

 

10. 個人情報の取扱いについて

 

アンケートは無記名式で行い、研究のためのID番号で管理されるため、個人が特定されることはありません。

 

11. 試料・情報の保管及び廃棄の方法

 

パスワードが必要なPCで保管・管理します。データは最期に論文として発表された後10年間保管し、その後データの削除により廃棄を行います。

 

12. この研究にかかる資金源及び利益相反について

 

本調査は研究代表者が所属している組織からの予算で実施します。また、本調査の内容や結果に疑義を生じさせる利益相反はありません。

 

13. 経済的負担、謝礼について

 

回答に通信費が生じる場合がございます。

 

14. 研究の実施体制について

 

本研究は、女子栄養大学栄養学部実践栄養学科4年生の横山まなみが卒業研究として実施します。指導教員であり、女子栄養大学栄養科学研究所副所長・准教授の香川雅春が本研究の責任者・研究代表者となります。

 

15. 研究に関する問い合わせ・苦情について

 

本調査に関するお問い合わせは、研究代表者の女子栄養大学栄養科学研究所の香川雅春教授までご連絡ください。

 

女子栄養大学栄養科学研究所
副所長・スポーツ栄養学部門部長 香川雅春准教授
Tel:049-281-7743
Email:mskagawa@eiyo.ac.jp

 

16. 知的財産権の帰属について

 

本研究で得られた知見に関する知的財産権は研究責任者に帰属します。本研究の内容についてご理解いただいたうえで、ご協力いただける方は下記URLからアンケートのご回答をお願いいたします。

 

https://forms.gle/VGzDrf8XWyjJgggk7